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トレーリングストップ

トレーリングストップとは、保有ポジションの含み益が増えるにつれて、ストップ(損切り)価格を自動的に有利な方向へ追随させる注文方法です。

クイック定義

トレーリングストップは、市場価格が上昇(買いポジションの場合)または下降(売りポジションの場合)するたびに、あらかじめ設定した「トレール幅」だけ離れた位置にストップ価格を自動更新する注文です。これにより、急落時の損失を限定しつつ、トレンドが続く限り利益を伸ばすことができます。

詳細解説

トレーリングストップは、ストップロス注文の一種でありながら、固定された価格ではなく「市場価格からの距離」で管理される点が最大の特徴です。トレーダーは「トレール幅」と呼ばれる数値(pips、ポイント、または金額)を設定します。例えば、買いポジションでトレール幅を50pipsに設定した場合、現在価格が上昇するたびにストップ価格も50pips下に追随して引き上げられます。価格が下落した場合、ストップ価格は動かず、そのまま維持されます。

この仕組みは、以下の2つの相反する目標を同時に達成しようとします。

  1. 利益の保護:価格が反転した場合、トレール幅分の利益(または損失)で自動的に決済される。
  2. 利益の最大化:トレンドが継続する限り、ストップ価格が追随するため、ポジションを保持し続けられる。

具体的な動作を買いポジションで説明します。

売りポジションの場合は逆で、価格が下落するたびにストップ価格も下がり、価格が上昇するとストップ価格はそのまま維持されます。

トレーリングストップは、多くの取引プラットフォームで「トレーリングストップロス注文」として提供されています。ただし、すべてのブローカーや銘柄で利用できるとは限らず、特に夜間や週末のギャップ(価格の飛び)には対応できない場合があるため注意が必要です。

実例

ケース:EUR/USDの買いポジション

トレーダーAは、EUR/USDを1.1000で1ロット(10万通貨)買いました。上昇トレンドを確信し、トレーリングストップを設定します。

シナリオ1:トレンド継続

シナリオ2:急反転

シナリオ3:小幅な値動き

トレーダーにとっての重要性

トレーリングストップは、以下の理由で多くのトレーダーに利用されています。

ただし、トレーリングストップは万能ではありません。特に、以下の点に注意が必要です。

よくある誤解

誤解1:「トレーリングストップは常に利益を確定させる」 → 正しくは、トレーリングストップは損失を限定するための注文です。価格がトレール幅以上に逆行した場合、損失またはわずかな利益で決済されます。利益を確定するには、テイクプロフィット注文を併用する必要があります。

誤解2:「トレーリングストップはすべてのブローカーで同じように動作する」 → ブローカーによって、トレーリングストップの更新頻度(リアルタイムか数秒ごとか)、適用可能な銘柄、最小トレール幅などが異なります。また、一部のブローカーでは「トレーリングストップ」が「トレーリングストップロス」として別の注文タイプで提供される場合があります。

誤解3:「トレーリングストップを設定すれば、どんな相場でも安心」 → トレーリングストップはトレンド相場で効果を発揮しますが、レンジ相場(価格が上下に振れる相場)では頻繁にストップが執行され、かえって損失が増える可能性があります。相場環境に応じて使い分ける必要があります。

関連用語

XMにおけるトレーリングストップ

XMでは、MT4/MT5プラットフォームにおいて、保有ポジションに対してトレーリングストップを設定できます。設定方法は、ポジションを右クリックし「トレーリングストップ」から希望のpips数を選択するだけです。XMのトレーリングストップは、価格が変動するたびに自動的にストップ価格が更新されますが、すべての通貨ペアやCFD銘柄で利用できるわけではありません。また、週末や休場中はトレーリングストップが機能しない場合があります。最新の仕様や利用条件については、必ずXMの公式サイトでご確認ください。

コンプライアンスフッター

⚠️ この用語解説は教育目的です。外国為替証拠金取引(FX)およびCFD取引は高いリスクを伴い、元本を超える損失が発生する可能性があります。これは投資助言ではありません。取引を行う前に、ご自身のリスク許容度を十分にご確認ください。


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