米国株投資を始めるには、まず自分に合った証券口座を選び、口座開設・入金・注文の流れを理解することが重要です。2026年現在、主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券など)で米国株を1株から購入でき、NISA口座を活用すれば配当金や売却益が非課税になるため、初心者には特におすすめです。ただし、為替手数料や取引手数料、配当の二重課税など、日本株とは異なる注意点があるため、事前に比較して自分に合った証券会社を選びましょう。
選び方の基準
米国株に対応する証券会社を選ぶ際は、以下の4つの基準を軸に比較すると失敗しにくいです。
1. 取引手数料と為替手数料
米国株の購入時には、売買手数料に加えて、日本円を米ドルに交換する際の為替手数料がかかります。主要ネット証券では、片道25銭(1ドルあたり0.25円)が一般的ですが、住信SBIネット銀行を経由すると6銭に抑えられるなど、証券会社や連携銀行によって差があります。手数料は長期投資のリターンを大きく左右するため、低コストな組み合わせを選びましょう。
2. NISA口座の対応
2024年から始まった新NISAでは、米国株も成長投資枠・つみたて投資枠の対象です。NISA口座で保有すれば、配当金や売却益が非課税になるため、税制面で大きなメリットがあります。証券会社によってNISA口座の開設可否や取扱銘柄が異なるため、事前に確認してください。
3. 取扱銘柄と取引時間
主要な証券会社ではS&P500やNASDAQ100のETF、個別株(アップル、マイクロソフトなど)を幅広く扱っています。また、米国株の取引時間は日本時間の夜間(冬時間は23:30〜翌6:00、夏時間は22:30〜翌5:00)が中心で、日中に取引できない点を考慮する必要があります。一部の証券会社では夜間取引に対応していない場合もあるため、自分のライフスタイルに合った取引時間か確認しましょう。
4. サポートと情報提供
初心者には、日本語サポートや学習コンテンツが充実した証券会社が安心です。例えば、moomoo証券では初心者向けの購入ガイドや手数料の基礎知識を提供しており、SBI証券や楽天証券も豊富な情報があります。口座開設後のサポート体制も比較ポイントです。
比較ポイント

主要ネット証券の特徴
- SBI証券: 国内最大級の取扱銘柄数。住信SBIネット銀行との連携で為替手数料を6銭に抑えられる。NISA対応。
- 楽天証券: 楽天銀行との連携で為替手数料が片道25銭。楽天ポイントを投資に使える。NISA対応。
- マネックス証券: 米国株取引に強く、夜間取引に対応。NISA対応。
- moomoo証券: 初心者向けの学習コンテンツが充実。手数料体系がシンプル。
購入の流れ(例:SBI証券)
- 口座開設:本人確認書類を用意し、オンラインで申し込み。通常1〜2週間で完了。
- 入金:日本円を証券口座に入金。住信SBIネット銀行経由なら為替手数料が安い。
- ドル転:日本円を米ドルに交換。タイミングによって為替レートが変わるため、複数回に分けるのも手。
- 注文:買いたい銘柄を選び、成行または指値で注文。1株から購入可能。
- 決済:約定後、保有株は口座に反映。配当金は自動的に受け取れる。
配当の二重課税対策
米国株の配当金には、米国で10%の源泉徴収が行われ、さらに日本で約20%の所得税・住民税が課されます(二重課税)。確定申告で外国税額控除を申請すれば、一部還付が可能です。NISA口座で保有すれば、日本の課税は免除されますが、米国での10%は控除されないため、確定申告で還付を検討しましょう。
注意点
為替リスク
米国株は米ドル建てのため、円高になると資産価値が目減りします。長期投資では為替変動の影響をならすことができますが、短期売買では大きな損失リスクがあります。為替ヘッジ付きのETF(例:円ヘッジ型のS&P500 ETF)を選ぶという選択肢もあります。
取引時間と流動性
米国株の取引時間は日本時間の夜間で、日中に売買できません。また、日本株に比べて流動性が低い銘柄もあるため、指値注文を活用して想定外の価格での約定を避けましょう。
情報の非対称性
米国企業の決算情報やニュースは英語が中心で、日本語情報は限られます。日本語で情報を得たい場合は、証券会社のレポートや日本語メディアを活用しましょう。また、SNSやブログの情報は鵜呑みにせず、公式情報と照らし合わせることが重要です。
手数料の変動
各証券会社の手数料やキャンペーンは頻繁に変更されます。最新の情報は必ず各公式サイトで確認してください。本記事の内容は2026年5月時点のものです。
まとめ
米国株投資を始めるには、まず自分に合った証券口座を選び、NISA口座を活用して非課税の恩恵を受けるのが賢い方法です。為替手数料や取引時間、配当の二重課税など、日本株とは異なる点を理解した上で、長期・分散投資を心がけましょう。口座選びに迷ったら、証券口座の比較を参考に、複数の証券会社を比較検討することをおすすめします。

ご利用にあたって
本記事は 2026-08-03 時点の公開情報に基づく一般的な解説で、特定商品の推奨ではありません。料金・条件・キャンペーンは変動し、投資・契約にはリスクや費用が伴う場合があります。申込前に必ず各公式の最新情報をご確認ください。
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よくある質問
米国株は1株から買えますか?
はい、主要なネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券など)では、米国株を1株単位で購入できます。日本株のように100株単位の制約はありません。
米国株の配当金にかかる税金はどうなっていますか?
米国株の配当金には、米国で10%の源泉徴収が行われ、さらに日本で約20%の所得税・住民税が課されます(二重課税)。確定申告で外国税額控除を申請すれば、一部還付が可能です。NISA口座で保有すれば日本の課税は免除されますが、米国での10%は控除されないため、確定申告で還付を検討しましょう。
米国株投資で為替リスクを回避する方法はありますか?
為替リスクを回避するには、為替ヘッジ付きのETF(例:円ヘッジ型のS&P500 ETF)を選ぶ方法があります。また、長期投資では為替変動の影響をならすことが期待できるため、短期的な為替変動に一喜一憂せず、分散投資を心がけることも有効です。
NISA口座で米国株を買うメリットは何ですか?
NISA口座で米国株を保有すると、配当金や売却益が非課税になります。通常、配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA口座ならその分を節約でき、複利効果を最大化できます。ただし、米国での10%源泉徴収は免除されないため、確定申告で還付を検討する必要があります。
米国株の取引時間はいつですか?
米国株の取引時間は日本時間の夜間です。冬時間(11月〜3月)は23:30〜翌6:00、夏時間(3月〜11月)は22:30〜翌5:00が一般的です。日中に取引できないため、自分のライフスタイルに合わせて注文方法(成行・指値)を選びましょう。
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