経済指標カレンダー・ダイジェスト:2026年8月13日
本日は米国経済指標の発表が集中する日です。日本時間20時30分に7月の生産者物価指数(PPI)と新規失業保険申請件数が同時発表され、その後、米30年債入札や複数のFRB高官による講演が予定されています。前日のCPIが市場予想とほぼ一致する内容だったため、本日のPPIと雇用関連指標がインフレと労働市場の両面から米ドル相場の方向性を探る上で重要な手掛かりとなるでしょう。
FXトレーダーにとっては、米国指標の発表時間帯にボラティリティが高まりやすい一日です。特にPPIはインフレ期待に直結するため、米ドル全ペアで値動きが大きくなる可能性があります。
本日の高インパクトイベント(★★★)
| 時間 (UTC) | 国 | イベント | 予想 | 前回 | 影響を受けやすい通貨ペア |
|---|---|---|---|---|---|
| 12:30 | 🇺🇸 米国 | 生産者物価指数(PPI)7月 | — | 前回 -0.1% | USD/JPY, EUR/USD, GBP/USD |
| 12:30 | 🇺🇸 米国 | 新規失業保険申請件数(8/1週) | — | 2M(継続申請) | USD/JPY, USD/CHF, EUR/USD |
| 17:00 | 🇺🇸 米国 | 30年国債入札 | — | — | USD/JPY, USD/CHF |
イベント別・教育コンテキスト — 日本語
生産者物価指数(PPI)7月
- 概要: 生産者(企業)が商品やサービスを販売する際の価格変動を測定する指標です。消費者物価指数(CPI)の先行指標とされ、企業の仕入れコストの変化が最終的に消費者価格へ転嫁されるかを確認するために注目されます。
- 重要性: PPIの上昇はインフレ圧力の高まりを示唆し、FRBの金融政策運営に影響を与えます。市場ではCPIと同様に、コアPPI(食品・エネルギー除く)も重視されます。過去のパターンとして、PPIが予想を大きく上回った場合、米長期金利が上昇し、ドル高に傾く傾向があります。
- 注目市場: USD/JPY、EUR/USD、GBP/USDなど米ドルを含む主要通貨ペア。また、米国株先物や金(ゴールド)価格にも影響が出ることがあります。
- ソース: https://www.morningstar.com/markets/calendar?category=economic-releases&date=2026-08-13
新規失業保険申請件数
- 概要: 新規に失業保険を申請した米国人の数を週次で集計した指標です。労働市場の健康状態を示す最もタイムリーなデータの一つで、毎週木曜日に発表されます。
- 重要性: 雇用統計(NFP)の月次発表と比較して、より直近の労働市場の動向を反映します。申請件数の増加は雇用悪化のシグナル、減少は雇用改善のシグナルと解釈されます。FRBが雇用の最大化を使命としているため、金融政策の行方を占う上で重要な指標です。発表直後は米ドルが敏感に反応しやすい時間帯です。
- 注目市場: USD/JPY、USD/CAD、EUR/USDなど。特に米国市場オープン直後の発表となるため、流動性が高くスプレッドが拡大しやすい時間帯です。
- ソース: https://www.morningstar.com/markets/calendar?category=economic-releases&date=2026-08-13
30年国債入札
- 概要: 米財務省が実施する30年物国債の入札です。需要の強弱は米国長期金利の動向に影響を与えます。
- 重要性: 入札結果(応札倍率や最高利回り)が市場予想と異なる場合、米長期金利が変動し、ドル相場に波及することがあります。特に、需要が弱い(応札倍率が低い)場合は金利上昇圧力となり、ドル高要因となることがあります。本日は週次失業保険申請件数とPPI発表後の実施となるため、指標結果と合わせて金利動向が注目されます。
- 注目市場: USD/JPY、USD/CHFなど金利差に敏感な通貨ペア。
- ソース: https://www.mnimarkets.com/articles/thursday-data-calendar-weekly-claims-ppi-30y-bond-sale-fed-speak-1786617260246
中程度のインパクトイベント(★★)
| 時間 (UTC) | 国 | イベント | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| — | 🇺🇸 米国 | FRB高官による講演(複数) | — | — |
※本日は複数のFRB関係者の講演が予定されており、発言内容によっては市場が反応する可能性があります。具体的な時間や発言者は当日のスケジュールをご確認ください。
本日のトレーダーズ・チェックリスト
✅ 高インパクト指標の発表直前・直後はスプレッドが拡大する可能性があるため、余裕を持ったポジション管理を心掛けましょう ✅ PPIと失業保険申請件数は同時発表(12:30 UTC)となるため、相場が急変動するリスクに備えてください ✅ 指標発表前のポジションサイズを見直し、過度なレバレッジを避けることを推奨します ✅ 30年債入札の結果発表後も、金利動向に注意を払いましょう ✅ 複数のFRB講演が予定されているため、発言内容によっては相場が二転三転する可能性があります
コンプライアンス・フッター
⚠️ 本ページは教育目的で予定されている経済指標を要約したものです。弊社は市場の方向性を予測したり、取引を推奨したりするものではありません。表示されている予想値は第三者の市場コンセンサスであり、公式な中央銀行・統計機関の発表と必ず照合してください。外国為替取引にはリスクが伴い、投資助言に該当するものではありません。
最終更新: 2026-08-13 | ソース: Morningstar, MNI, XTB